プラリペアでスーツケースを直す
投稿日: 2017年3月20日 22:22
昨年のタイ現地指導などで使ったスーツケースだが、いまだに修理していなかったため手を打つこととする。
壊れた経緯としては、TG便でスワンナプーム空港から入国、受け取って押していたらどうも違和感を感じたものの気にせずそのままさらに移動していた。しかしその日の晩ホテルでスーツケースを開けていると壊れていたことがわかった、という状況。
このためタ○国際航空には何も申告できていないし、破損に対する補償も受けていない(個人的には、エアラインは客の受託手荷物の破損まで面倒見る必要はないと思う)。
現況を以下に示す。ポリカーボネートのボディで、キャスター付近に割れが入った。突出部のキャスターに何らかの衝撃が加わりその影響を受けたものとみられる。
というわけで黄色い帽子のカー用品店で買ってきた。手順としては、リキッドを容器に移し、右下のニードルを容器に刺してアクリルパウダー(写真には写っていない)に落とすと未硬化の玉ができあがるので、玉をニードルに刺して補修したい場所に落とし込むと5分ほどで硬化が完了する、という流れ。
プラリペアが1700円ほどしたものの、まともなスーツケース修理業者に頼むと送料込で1万円近くしてしまう。作業が完了してから気づいたのだが、リキッドとパウダーが100均でも売っていることがあるとのこと。これなら数百円で実質プラリペアが買えてしまうわけだが、プラリペアは市販のパッケージを買ってしまえばすべての作業ができてしまうので、スポイトなどを別途買う必要がないのは便利だと思う。
実際に補修を行っていく。基本的な流れは上に示したとおりだが、できあがった玉をニードルから落とす時にどうもうまくいかない。このため右手で玉を刺した容器を持ち、ビニール手袋をした左手で必要な部分に塗っていく方法を取ることとした。
下2枚は硬化途中のもの。指で塗るようなことをしなければ、まず仕上がりが汚くなることはないと思う。加えて、リキッドは大変シンナー臭が強いので窓を開けて作業すること。
作業終了後。はみ出たリキッドを拭き取り、キャスターを元通りに戻し、力を加えてみてもとりあえず壊れそうな気配はないので今回はよしとする。
プラリペアの公式サイトでは、ガラスクロスを接着させることによってさらに強度を上げる方法が紹介されている。今回はガラスクロスを準備できなかったのでしていないが、空港で雑に扱われることも考えれば近いうちに是非実施したい。
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