Bluetoothオーディオレシーバーを用いたヘルメットスピーカーの無線化
投稿日: 2017年5月25日 23:39
ヘルメットスピーカーの無線化とマイクの設置についていろいろ考えていたのだが、専用品のBluetoothインカムを導入するのも高いし、いろいろ考えたところ通話可能なBluetoothレシーバーを使うという方法を思いつく。
これらの商品は、イヤホンをBluetoothレシーバーにつないでスマートフォンなどと無線化できるというのが謳い文句だ。確かにヘルメットスピーカーの無線化にはちょうどいいようにも思えるが、マイクを設置しようとした場合に問題が発生する。
というのもレシーバーの通話用マイクはレシーバー本体に内蔵されている場合が多く、ヘルメットスピーカーのレシーバーとして使う場合、ヘルメットの左側にマウントしたいがこの位置だとマイクをつけても風切音とエンジン音しか聞こえないため、通話を想定すると中の人の声はマイクで拾えない。
このため、Bluetoothレシーバーを分解し中のコンデンサーマイクを撤去し、外付けマイクの線を半田付けしてそのマイクを口元に置くという手法をとることとした。また、これまでスピーカーが100均の耳掛けイヤホンだったものを1000円弱のメーカー物と交換して音質向上を図った。
すでに他の機種でされている方の動画が上がっており、基本的な考え方は以下に基づいているのだが。私が行った時はマイク用のジャックを取り付けるのは省略している。
まず、アライQuantum-Jにて行う。レシーバーはエレコムLBT-AVPAR400、イヤホンは広島駅前のビックカメラに大量に在庫していたATH-EQ300Mだ。開封して間も無くペンチでアームを壊す。
Bluetoothレシーバーも分解していく。動画のPAR500、後述のPAR150もそうだが、エレコムのこの手の製品は精密マイナスドライバーさえあれば簡単に蓋が取れて施工しやすかった。このマイクを取り外す。
配線をマイク(バッファローBSHSM30BK)と置き換える。こちらはケーブルが長いので、適当な場所で切って被覆出せばプラスマイナスわかりやすいのでいい。
マイクの配線を通す場所がなかったので多少削ったものの、概ねよしとする。ただ今回はマイクの配線がレシーバーと端子をつけていないので、雨天時が心配か。
ヘルメットへ面ファスナーを用い取りつけてみる。この日は黄砂がひどく拭き取ってもまだ残っている感じ。
数日後、SHOEI J-Cruiseにも行った。同じくエレコムのLBT-PAR150で、イヤホンはパナソニックのRP-HZ47。こちらは耳をかける部分が360度回るので、根本からペンチで破壊してしまう。
マイクはダイソーのスマートフォン用片耳イヤホン+マイクのマイク部だけもらうこととしたが、音質が相応でよくない。
マイクをレシーバーの基板に同様にはんだ付けし完成。取り付けは一応仮に面ファスナー。PAR150のマイクの配線の取り回しは少々めんどくさい。
とりあえず実施してみて、当然便利になったものの課題点も見つかった。
- マイク用のジャックを付け、レシーバー単体で取り外せられるようにする
- 現状ヘルメット内装から線が2本びーっと出て汚らしい
- マイクの音質向上と設置場所の再考(100均マイクはダメ)
- レシーバーの音楽再生時間は5-8時間で、家の中のヘルメット保管場所へのUSB給電体制の整備(このためだけに自室などで充電するのは面倒くさい)
- PAR150の充電ケーブルはTypeAオス-4極3.5ミリという要はiPod shuffleと同じ仕様で、もう一本は用意しておきたい